パイパーはマックワールドが低調だと予測、春までに新型iPhoneが登場

パイパーはマックワールドが低調だと予測、春までに新型iPhoneが登場

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が今年のマックワールド・エキスポへの参加を欠席したことで、投資銀行パイパー・ジャフレーは、刷新された2台のMac以外の新製品発表に大きな期待は抱いていないが、数カ月以内に再設計されたiPhoneが登場するはずだと火曜日のレポートで述べた。

「今年のMacworldで発表される新製品を予測するのは困難だ。秋には新型iPodやMacが発売され、iPhone 3Gも比較的新しいからだ」と、アナリストのジーン・マンスター氏は顧客に語った。「基調講演を行うのは(アップルのマーケティング責任者である)フィル・シラー氏だ。今年のイベントでは革新的な製品は発表されないだろうと我々は考えている」

それでも、アナリストは、今年の年次カンファレンスで既存製品、具体的にはiMacとMac miniが刷新される可能性があると見ている。一方、新型iPhoneへの期待は、一時はショーに登場する可能性も低いと見られていたが、ジョブズ氏が恒例の基調講演を行わないという報道によって打ち砕かれた。

「新型iPhoneがMacworldで発表される可能性は低いと考えていますが、3月期末までに新型が登場すると引き続き予想しています」とマンスター氏は記している。「具体的には、学生(テキスト入力)やビジネス(メール)向けに、スライド式キーボードを搭載し、やや厚みのあるローエンドモデルを99ドルから149ドルで発売する可能性があると考えています。」

新型iPhoneのもう一つの選択肢としては、Appleが筐体にプラスチック以外の素材を使ったり、フォームファクタを若干薄くしたりすることで、199ドルのモデルの価値提案を変える可能性があると、同氏は付け加えた。

アップル株の投資判断を「買い」、目標価格を235ドルと据え置いているマンスター氏は、2009年のiPhone販売台数を4500万台と予想するのは、同社が年初にiPhoneのラインナップを拡大し、より低価格のモデルも投入するという自身の考えに大きく基づいていると述べた。