サム・オリバー
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アップルの今や有名となった新キャンパスが来年オープンすると、同社の社内デザイングループが作成し、このプロジェクトのために特別に建設されたカリフォルニアの工場で製造された多数の部品が採用されることになる。
ニューヨーカー誌によると、ジョニー・アイブと彼のチームは、新ビルのプレキャスト「ボイド・スラブ」の設計を担当している。4,000個を超えるこれらのパーツは、4階建ての建物の床、天井、そして機械的な隙間空間を形成し、高速道路沿いに建設された専用工場で製造された後、巨大なパズルのように組み合わされる予定だ。
先週、AppleInsider は、これらのスラブの最初のものが並べられ、Spaceship Ring の基礎構造に組み立てられる様子を示すビデオ ツアーを公開しました (下図)。
アップルキャンパス2リングで組み立てられているスラブ(北側から見た図)
アイブ氏はこのプロジェクトについて「私たちは建設するのではなく、組み立てているのだ」と語った。
アイブ氏は新館の細部にまで深く関わっていたと報じられており、床と壁の接合部に小さなカーブを描くことまで指示したという。また、著名な英国人建築家、ノーマン・フォスター卿をこの仕事に推薦したとも言われている。フォスター氏の会社は、サンフランシスコの高級住宅街パシフィック・ハイツにあるアイブ氏の自宅の改修と耐震補強も手掛けている。
アイブ氏は建物の円形デザインを称賛し、「適切なグループを結びつける、驚くほど実用的な方法」と評したが、有名な宇宙船型は当初の候補ではなかった。当初の計画は「三葉型」、つまり大きなY字型で、各茎が等間隔で同じ長さに並ぶ形状だった。
Appleの工業デザインチームもフォスター氏のグループと協力して、建物の階段、標識、ビジターセンターのデザインに取り組んだ。
アイブ氏は、新社屋について語る際、故アップルCEOスティーブ・ジョブズ氏の貢献を思い出し、いくぶん憂鬱そうに見えた。
「これはスティーブが情熱的に取り組んでいたことです」とアイブ氏は語った。「これは明らかに未来に関することなので、ほろ苦い思いもありますが、ここに来るたびに過去のこと、そしてただただ悲しみを思い出すのです。スティーブにもこのことをわかってほしかった」
完成後、アイブ氏のグループは建物最上階の内部約3万平方フィートを占有することになります。工業デザインチームとヒューマンインターフェースチームがこのスペースを共有することになります。