サム・オリバー
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IDCとブルームバーグのデータによると、RIMは昨年カナダで208万台のBlackBerryを出荷した一方、Appleは285万台のiPhoneを出荷し、RIMを上回った。カナダ人は長年にわたり国産ブランドBlackBerryへの忠誠心を保ってきたが、2011年のスマートフォン販売台数はその忠誠心の衰えを示している。
その前年の2010年には、BlackBerryの販売台数はiPhoneより50万台多く、2008年にはBlackBerryの販売台数はiPhoneの5倍近く多かった。
AppleのiPhoneやGoogleのAndroid OS搭載端末の台頭により、RIMは市場リーダーから急速にアウトサイダーへと転落した。同社の損失は、今年初めに共同CEOの解任につながった。
新CEOのトーステン・ハインズ氏は、RIMが今年後半にリリース予定のモバイルOSアップデート「BlackBerry 10」の発売を統括する予定です。BlackBerry 10搭載スマートフォンは2010年後半に発売される予定ですが、苦境に立たされているこのカナダのスマートフォンメーカーにとって、それは少なすぎて遅すぎると多くのアナリストが懸念しています。
RIMはもはや母国では市場リーダーではないものの、BlackBerryは一部の新興市場で依然として成功を収めていると、ブルームバーグは木曜日に報じた。具体的には、RIMは昨年中東およびアフリカで830万台のBlackBerryを出荷したのに対し、Appleは250万台のiPhoneを出荷した。
「サウジアラビアでは、未婚の男女の交流を制限する地元の宗教警察の目を逃れて、無料のブラックベリー・メッセンジャー・インスタントメッセージングを使って誘惑できるため、十代の若者たちがRIMを熱心に利用している」と報告書は述べている。
AppleはこれまでラテンアメリカでもRIMのBlackBerryの地位を奪うことができていない。昨年、RIMは同地域で1,060万台のBlackBerryを販売したが、Appleは210万台のiPhoneを販売した。
その代わりに、Appleは中国を驚異的な成長の可能性を秘めた巨大市場と見なし、その注力分野を中国に集中させてきました。この賭けは今のところ同社にとって功を奏しており、今週発表された中国がiOSデバイスのアクティベーション数で世界トップであるというニュースがその証拠です。