iOS 12ベータ版のバグにより、ソフトウェアアップデートの通知が止まらなくなる

Appleの最新のiOS 12ベータ版を実行しているテスターは、ソフトウェアアップデートのプロンプトが画面に繰り返し表示され、ユーザーが何度も手動でメッセージを閉じることを余儀なくされるという奇妙な問題に遭遇している。

木曜日、iOS 12のベータテスター（開発者とAppleのパブリックベータプログラムのメンバーの両方）によるソーシャルメディアへの投稿で、iOSの最新評価版に存在すると思われるバグの詳細が明らかになりました。この誤った通知を受けるユーザーが増えるにつれ、苦情の数は増加し続けています。

いずれの場合も、ユーザーには「新しいiOSバージョンが利用可能になりました。iOS 12ベータ版からアップデートしてください」というポップアップが表示されます。ユーザーにはウィンドウを閉じるオプションがありますが、利用可能なアップデートがないため、OSはアップデートのルートを提供しません。

AppleInsiderは、ロック解除時にポップアップが表示されることを確認しました。通知を消去すると、デバイスが次に起動するまでポップアップが表示されなくなります。一部のユーザーからは、コントロールセンターを起動した際にポップアップが表示されるという報告があり、また、ランダムな間隔でメッセージが表示されるという報告もありますが、そのような動作は確認されていません。

開発者の Guilherme Rambo 氏によると、Springboard の日付計算バグが永続的なポップアップ通知の原因となっているようです。

「Springboardのこのメソッドは、カバーシートが閉じられるたびに、現在のビルドの有効期限が近づいているかどうかを判断するために、日付と時刻の計算を行っているようです。何らかの理由で、iOS 12の最新ビルドは有効期限が近づいていると認識しているようです」とランボー氏はツイートした。

Apple社はこの件についてまだコメントしておらず、同社がいつこの問題の修正プログラムをリリースするかは不明だ。

このアップデートバグは、Appleが9月12日に開催予定の特別メディアイベントでiOS 12を一般公開する2週間弱前に発生しました。Appleは同イベントで、新型iPhone 3機種やデザインを一新したApple Watchなど、新ハードウェアを発表すると広く予想されています。AppleInsiderでは、これらの発表の様子をライブでお届けします。