マイキー・キャンベル
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アップルはブラジルの裁判官の命令に従い、木曜日に匿名ソーシャルネットワーキングアプリ「シークレット」をアップストアから削除した模様だが、同社がユーザーの携帯電話からアプリを消去するという規定の措置を取ったかどうかは不明だ。
iTunes での検索が失敗したことや情報筋を引用した報道によると、地元の裁判官が国内法に違反しているとしてアプリの禁止を命じたことを受けて、Apple は今日中にブラジルの App Store から Secret を削除したと思われる。
Appleはこの件に関して声明を発表していないため、削除は公式なものではなく、メンテナンスのための自主的な削除である可能性がある。
AppleとGoogleは火曜日に仮差し止め命令を受け、パウロ・セザール・デ・カルバリョ判事は両社に対し、それぞれのアプリストアからSecretを禁止し、ブラジルにおけるすべてのインストールを遠隔操作で削除するよう命じた。判事はWindows PhoneアプリCrypticもこの決定に含めた。
当時、3社には命令に従う期間として10日間が与えられ、その後はアプリがサービスを継続する日数ごとに2万ブラジルレアル(約8,860米ドル)の罰金が課せられることになっていた。
デ・カルヴァリョ判事のこの決定は、マルセロ・ゼンクネル検察官が提出した、ネットいじめ防止を目的とした訴訟提起書に端を発している。ゼンクネル検察官はブラジル憲法第5条を引用し、シークレットのようなアプリは匿名による表現の自由を許し、人権を侵害する行為として違法であると主張している。
デ・カルヴァリョ判事の命令の2番目の部分については、AppleがSecretをいわゆるアプリ「ブラックリスト」に追加したか、あるいは追加する予定があるかどうかは不明です。ブラックリストに追加された場合、Secretの証明書が失効し、リモートでアプリが無効化されます。AppleのiOSはリモートでアプリを削除することはできませんが、ソフトウェアを動作不能にすることは可能です。
例えば、iPhoneは定期的にAppleのサーバーに呼び出しをかけ、検証済みのアプリ証明書のリストを取得します。iOSはこの情報を利用して、未検証またはブラックリストに登録されているインストール済みのアプリを除外することができます。