マイク・ピーターソン
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クレジット: ルーク・チェッサー/Unsplash
Wikipedia はまもなく有料オプションを開始し、Apple や Google などの大手テクノロジー企業が Wikipedia のコンテンツをより効率的に利用、配信できるようにします。
ウィキペディアをはじめとするプロジェクトを運営するウィキメディア財団は火曜日、「ウィキメディア・エンタープライズ」と名付けられた新たな取り組みを開始したとWiredが報じた。財団によると、このプラットフォームは「企業や組織がウィキメディアのデータをより容易に利用・再利用できるようにする、有料の開発ツールとサービスを提供する」という。
このプログラムは2021年後半に開始される予定ですが、Wired誌はウィキメディア財団と大手テクノロジー企業との協議が「既に進行中」だと指摘しています。報道では協議対象となる大手テクノロジー企業は具体的には明らかにされていませんが、Appleをはじめとする大手テクノロジー企業は現在、自社のプラットフォーム全体でWikipediaの情報を活用しています。例えばAppleは、Spotlight検索結果やSiriの応答にWikipediaのコンテンツを使用しています。
さらに、Wikimedia Enterpriseプログラムは、テクノロジー企業が現在利用している無料オプションを自動的に置き換えるものではありません。新プロジェクトに携わったチームによると、この新しいオプションはプラットフォームの持続可能性と独立性を維持するための実験です。しかしながら、他のユーザーにとってプラットフォームの仕組みを根本的に変えるものではありません。
「財団が商業ユーザーが当サービスのユーザーであることを認識したのは今回が初めてです。商業ユーザーの存在は認識していましたが、ユーザーベースとして扱うことはこれまでありませんでした」と、ウィキメディア財団のシニアディレクター、レーン・ベッカー氏は述べた。
ベッカー氏が指摘するように、大手テクノロジー企業は、iPhoneやMacなどのプラットフォームでコンテンツを動作させるための専任チームを抱えています。これには「クリーニングや管理といった低レベルの作業が大量に発生し、非常にコストがかかります」。しかし、無料版には問題や非効率性があるため、大手企業は有料プラットフォームを選択する可能性があります。
AppleとWikimedia Foundationがコンテンツ提携で合意に達するかどうか、あるいは両団体が現在協議中であるかどうかは明らかではない。
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