マイク・ピーターソン
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クレジット: ソレン・フェイサ
フェイスブックは火曜日、欧州連合の新たな提案草案によってアップルの力が抑制されることを期待すると述べ、アップルを改めて批判した。
欧州委員会は火曜日、EU域内のテクノロジー企業に新たな規制を課し、違反者には高額の罰金を科す2つの法案草案を提出した。そのうちの一つである「デジタル市場法」は、AppleのApp Storeに大きな変化をもたらすことになるだろう。
フェイスブックはロイターへの声明で、アプリマーケットプレイスで企業が自社製品を宣伝することを制限する可能性のあるDMAが「アップルにも制限を設けることになるだろう」と期待していると述べた。
「アップルはデバイスからアプリストア、アプリに至るまでエコシステム全体をコントロールし、その力を利用して開発者や消費者、さらにはフェイスブックのような大規模プラットフォームに損害を与えている」と同社は述べた。
一方、EUが火曜日に提出した別の提案案もFacebookを標的としている。デジタルサービス法(DSA)は、主要プラットフォームに対し、違法または有害なコンテンツへの対策を強化することを義務付けるものだ。誤情報やヘイトスピーチの抑制に十分な対策を講じていないと批判されているFacebookは、DSAについてコメントしなかった。
フェイスブックは、クパチーノのテクノロジー大手によるアプリ内購入の取り分など、App Storeの特定のポリシーを声高に批判してきた。
ソーシャルメディア企業は、iOS 14に予定されている、クロスアプリトラッキングのオプトインを可能にするプライバシー機能にも反対している。Facebookは、この機能により広告収入が最大50%減少する可能性があると述べている。
両社は、ビジネスモデルやポリシーの違いをめぐって対立していることで知られている。11月には、Appleが擁護団体宛ての書簡でFacebookを批判し、Facebookのビジネスモデルは「可能な限り多くのデータを収集し」、ユーザーの「詳細なプロフィールを作成し、収益化すること」だと述べた。
これに対しフェイスブックは、アップルが「市場での優位な立場を利用して自社のデータ収集を優先し、競合他社が同じデータを使用することをほぼ不可能にしている」と主張した。