サム・オリバー
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元ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフと故アップルCEOスティーブ・ジョブズ
ロシア通信マスメディア省は、iPhoneメーカーのAppleが、世界最大の国であるロシアに対する米国の諜報機関のスパイ活動に加担していないことを確認するために、政府の検査のためにソースコードを公開すべきだと提案した。
ロイター通信によると、ロシアのニコライ・ニキフォロフ通信相は、世界有数のソフトウェアコンサルティング企業であるドイツのSAP社にも同様の提案を行った。この提案は、ニキフォロフ通信相と、アップルのロシア担当トップであるペーター・エングロブ・ニールセン氏、そしてSAPのマネージングディレクターであるヴィアチェスラフ・オレホフ氏との会談中に行われた。
「2013年のエドワード・スノーデン氏の暴露と、2014年にロシアに対する監視強化に関する米情報機関の公式声明は、外国製のソフトウェアとハードウェアへの信頼性について深刻な疑問を提起した」とニキフォロフ氏は声明で述べた。
「自社プログラムのソースコードを公開している企業は何も隠していないのは明らかだが、この問題でロシアと協力する意思のない企業は、自社製品に未申告の機能を備えている可能性がある」と同氏は付け加えた。
マイクロソフトは2010年に同様の提案に同意し、ロシア連邦保安庁にWindows 7、Windows Server 2008 R2、Microsoft Office 2010、Microsoft SQL Serverのソースコードへのアクセスを許可しました。FSSは、米国の中央情報局(CIA)にほぼ相当します。
スノーデン氏が暴露した文書は、米国の技術の安全性に対する信頼について、外国政府に大きな懸念を引き起こしました。その多くは、iPhoneとiPadの圧倒的な人気を背景に、Appleに向けられたものです。最近では、中国の国営メディアがiOSの位置情報追跡機能を「国家安全保障上の懸念」と非難しましたが、Appleはこれを強く否定しました。
「Appleはすべてのお客様のプライバシー保護に深く尽力しています」と、同社は中国からの報道に対し回答した。「プライバシーは、設計の初期段階から当社の製品とサービスに組み込まれています。私たちは、世界で最も安全なハードウェアとソフトウェアを提供するために、たゆまぬ努力を続けています。」