AppleInsiderスタッフ
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出典: NPD DisplaySearch 四半期世界FPD出荷量および予測レポート
新たなデータによると、消費者がモバイル機器に高品質のディスプレイを求めるようになったため、ディスプレイメーカーは2014年に初めて、携帯電話、タブレット、ノートパソコンのスクリーンから得る収益がテレビのスクリーンから得る収益を上回ることになる。
モバイルディスプレイは、フラットパネルディスプレイ業界の2014年の収益の42%を占めると予想されている。一方、液晶テレビはわずか37%であり、テレビは2006年以来維持してきた首位の座から陥落することになる。この予測は、業界ウォッチャーのNPDディスプレイサーチが火曜日に発表したレポートで明らかになった。
NPDディスプレイサーチのエグゼクティブ、デビッド・シェイ氏は、「タブレットPC、ハイエンドノートパソコン、スマートフォン、特に高解像度・広視野角ディスプレイの力強い成長により、モバイルデバイスがFPD業界の成長を牽引しています」と述べています。「今後数年間でモバイルデバイスの売上高は液晶テレビを上回り、2016年までにFPD売上高のほぼ半分を占めると予想されています。」
大型テレビ、つまり対角40インチ以上のディスプレイを搭載したテレビの売上減少も一因となっている。テレビ用パネルの売上は前年比で40億ドル減少すると予想されている一方、モバイル用パネルの売上は同程度増加すると見込まれている。
この変化は、AppleがiPhone 4とともにRetinaディスプレイを発表したときに始まったと言え、多くのアジアのパネルメーカーが、大型テレビ用パネルの製造から小型のモバイルデバイス用パネルの製造へと重点を移すことになった。
「FPD業界は、ますますスマートなハンドヘルドアプリケーションが主流になりつつある」とシェイ氏は付け加えた。