ダニエル・エラン・ディルガー
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この新技術は、AdobeがiOS App Storeで既に提供している無料のPhotoshop Expressツールを拡張したもので、基本的なカメラ機能、写真編集機能、画像共有機能を備えています。アプリ内課金で3.99ドルのCamera Packを購入すると、セルフタイマーシャッター、自動レビュー、Lightroom 3から派生したノイズ低減機能が追加されます。
Adobe が iPad で実演した新しいテクノロジーでは、3D アニメーションでレイヤーが横からどのように積み重なっているかを視覚化して複数レイヤーのドキュメントを作成できるほか、デスクトップ コンピューターで実行されている Photoshop と iPad の間で設定や色を同期する機能もサポートされます。
ブログ「Photography Bay」のレポートには、イベントのステージ上で行われたデモンストレーションのビデオが掲載されている。
iPadアプリが巨大化
Adobeの新技術は「開発中」とされており、リリース日はまだ未定です。しかし、この新しいアプリは、大手開発者がiPadを自社アプリ開発プラットフォームとして真剣に検討し始めていることを示唆しています。AdobeもMicrosoftも、主力デスクトップスイートから主要なアプリを移植した実績はまだありませんが、両社とも既にアプリポートフォリオの主要要素をiOSに移植しています。
iPad 向け Adobe Photoshop Elements に加えて、Adobe は、無料の Adobe Ideas スケッチブック、InDesign で作成されたインタラクティブなデジタル出版物を表示するための無料の Adobe Content Viewer、共同コンテンツ管理用の LiveCycle Mobile を開発しました。
Appleは、MicrosoftのOfficeモバイル版開発の遅れを逆手に取り、独自のiWorksスイートを立ち上げ、Pages、Keynote、Numbersを過去1年間でダウンロード数トップに押し上げました。また、iMovieとGarageBandのiPad対応にも積極的に取り組んでいます。iPad App Storeの売上トップ10アプリのうち4つをAppleのアプリが占めています。15ドルで販売されているサードパーティ製のQuickOfficeも、iPadでMicrosoft Office文書を作成、編集、印刷するための人気ツールとなっています。
iPad App Store には現在、iPad 専用に最適化されたアプリが 65,000 種類以上あるが、競合する Google の Android 3.0 Honeycomb タブレット プラットフォーム向けのアプリは数十種類、RIM の近日発売予定の PlayBook や HP の TouchPad 向けのアプリのライブラリはさらに少ない。