ケイティ・マーサル
· 1分で読めます
進化を続ける Apple の iAds ネットワークは、ライバルのネットワークで人気となっている機能を提供し、自動化された「プログラマティック」広告を初めて提供し始めることが期待されています。
自動広告会社ルビコン・プロジェクトは今週、Appleと提携してiAdsにこの機能を導入することを明らかにしたプレスリリースを発表しました。この声明はすぐにウェブから削除されましたが、Business Insiderがそのキャッシュを発見しました。
プレスリリースによると、Rubicon ProjectはAppleがiAdの25万人以上のモバイル開発者向け自動広告導入にRubicon Projectを選んだと発表しました。同社の直接注文自動化プラットフォームは、iAdインベントリの売買のためのオープンなマーケットプレイスを形成し、広告主がRubicon Projectのグローバルなエクスチェンジを通じてオーディエンスを容易に購入できるようにします。
「Apple社に選ばれ、iAdの直接注文事業の自動化と世界中のプレミアムモバイルバイヤーへのアクセス提供に携わることができ、大変嬉しく思います」と、現在公開されていないプレスリリースの中で、ルビコン・プロジェクトの社長であるグレッグ・ライフマン氏は述べています。「iAdが自動広告にもたらす前例のないオーディエンスターゲティング機能を、バイヤーの皆様に提供できることを楽しみにしています。」
これまで、iAd の購入は Apple の営業チームを通じて直接行われてきました。しかし、プログラマティック購入により、広告主はオークションを通じて広告枠に入札できるようになります。これは、他のオンライン広告ネットワークで既に普及している手法です。
Appleは2010年のサービス開始以来、iAdサービスを段階的に拡大し、機能の追加、利用可能な範囲の拡大、広告主のバイイン価格の引き下げなどを進めてきました。また、クーポンに「Passbookに追加」ボタンを追加できるようにするなど、iPhone上の他のサービスとの連携にも力を入れており、Apple Payへの対応も計画されていると言われています。
故スティーブ・ジョブズ氏によって導入されてから4年が経ちましたが、iAdは当初の期待に応えることができていません。そのため、Appleは広告主のニーズに応えるべく、徐々に変更を加え、ネットワークの拡大を目指してきました。しかし、Appleのティム・クックCEOは先日、iAdを同社の事業の「ごく一部」と表現しました。