ケイティ・マーサル
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マイクロソフトの最高経営責任者(CEO)スティーブ・バルマー氏は金曜日、アップルのSafariやグーグルのChromeなどのブラウザで採用されているWebKitレンダリングエンジンは「興味深い」ものであり、検討する可能性があると述べたものの、その後、ウェブエクスペリエンスへの非標準の追加機能の開発を継続できるよう、同社は当面はTridentエンジンに忠実であり続けるだろうと示唆した。
「我々は時々 [WebKit] を検討するかもしれないが、現時点では、我々のブラウザチームとその実行能力には非常に自信を持っている」と、同氏はオーストラリアの開発者会議で述べ、自社のブラウザがウェブ標準を採用することは重要だが、同社が「革新的な拡張機能」を通じて「独自のイノベーション」を提供できることも極めて重要だと付け加えた。
とはいえ、バルマー氏は、App Store を通じてデジタル ソフトウェアを配布するという Apple の動きを模倣することに熱心で、開発者が消費者に直接アプリケーションを配布できる同様のプログラムを Microsoft が間もなく開始することを明らかにした。
「FacebookやiPhoneなど、特にFacebookとiPhoneの両社が開発者にとってアプリケーションの配布を容易にするなど、良い取り組みが行われていることには私も同意します」と彼は述べた。「(両社は)アプリケーションの認知度向上を容易にしたのです。」
アップルは先月、7月にデジタルストアがオープンして以来、アップストアのユーザーが2億以上のアプリケーションをダウンロードしたと発表した。一方フェイスブックは昨年から、ソーシャルネットワーキングサイトを通じて第三者にソフトウェアを販売する手段を提供している。
バルマー氏は、これらのフォーマットによって「大した利益は得られない」と認めているものの、「開発者にコードを配布する手段を与えるだけでなく、コードの可視性を高める手段を与えるという全体的なコンセプトは良いアイデアだ」としている。
同幹部は具体的な詳細は明かさなかったものの、両プラットフォーム、特にフェイスブックが採用している利点の一部を実現する技術の開発に同社が全力で取り組んでいるため、開発者らは「恐れることはない」と語った。
そのため、マイクロソフトはFacebookの模倣アプリ「TownSquare」をテストしていると噂されており、これは企業内での導入を想定して設計されていると報じられています。このソフトウェア大手がApp Storeのようなアプリケーション配信に具体的にどのような意欲を持っているのかは不明です。