AppleInsiderスタッフ
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WWDC で「iRadio」がデビューする可能性に先立ち、Apple は、同社のインターネットラジオ サービスを通じて消費者にアプローチしたいと考えている企業を有利に活用するために広告戦略を転換していると報じられています。
広告戦略の変更に詳しい関係者によると、アップルはiAdのエンジニアと営業スタッフに、6月10日に開催される同社の世界開発者会議で発表されると噂されている「iRadio」と呼ばれる待望の音楽ストリーミングサービスのサポートを任せたとブルームバーグが報じている。
情報筋によると、AppleのCEOティム・クック氏は、現在Googleが独占している収益性の高いモバイル広告市場にiAdが大きな打撃を与えなかったことを受け、広告収入を得るための新たな方法を模索しているという。また、関係者らは、Appleがモバイルデバイス上で広告を配信するネットワークとしての役割から徐々に撤退し、未リリースのiRadioプラットフォームに注力していくと述べている。
iAd の新たな方向性を先導するのは、Apple のインターネットソフトウェアおよびサービス担当上級副社長のエディー・キュー氏と、昨年 Adobe から引き抜かれた広告担当責任者のトッド・テレシ氏だ。
同誌は、iRadio は次世代の iOS 7 が一般公開される今年後半までは開始されない可能性が高いが、ライセンス契約が間に合えば WWDC でサービスが登場する可能性もあると指摘している。
日曜日、Appleがワーナー・ミュージック・グループと音楽および出版権に関する契約を締結したと報じられた。以前はユニバーサル・ミュージック・グループと契約を結んでいたが、世界第2位のレコード会社であるソニーは、Appleが提案する支払い方法に異議を唱えていると言われている。