ウィリアム・ギャラガー
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出典:アップル
Appleのデザイン責任者アラン・ダイ氏は、Apple Vision Pro装着者の目を表示することは「周囲の人のためのUI」であり、作成には何年もかかったと語る。
アラン・ダイはアップルのヒューマンインターフェースデザイン担当副社長で、新しいポッドキャストインタビューで、同社のARヘッドセットに関する広範な研究が人目につかないところに隠れていたことを認めた。
「この製品のすべては発明されたものです」とダイ氏はデビー・ミルマンの番組「Design Matters」で語る。「これは私たちがこれまで経験した中で最も、間違いなく最も困難なデザインプログラムでした。5,000件もの特許を取得しました。」
「こんな製品を作れるのはAppleだけだ」と彼は続けた。「実現するのが本当に難しいアイデアもあったが、大きなものだった。例えば、私たちが持っている大きなアイデアの一つは、つながりだ。自分の世界と繋がり続けると同時に、自分とは関係のない人たちとも繋がる」
「だから私たちは、人々が今いる世界との繋がりを維持できるように、本当に一生懸命取り組みました。(だからこそ)これはまさにAR製品なのです」とダイ氏は語った。「だからこそ、これを装着すると、目の前に広がるのは自分の世界です。そして、周りの人もその世界を見ることができるように、一生懸命に取り組んだのです。まるでゴーグルを装着しているかのように感じられるのです」
「私たちは、世界中の人々のために、初めてのユーザーインターフェースを作ったんです。つまり、あなたの周りの人々のために作られたUIを持つ製品なんです」と彼は言った。
ダイ氏は、ビジョン プロを装着した状態で誰かに自分の目を見せることができるのは「私たちにとって非常に大きなことであり、実現するまでに文字通り何年もの発明の年月を要した」と述べ、「私たちは根本的に、孤立感を感じるべきではないと信じている」ためだと語った。
AppleはVision Proを、まるでその場にいるかのような没入感を味わえる映像と音声を録画できる機器として宣伝しています。「この製品の開発に着手し、その一部を見た時、子供たちが小さかった頃、あるいは両親がまだ生きていた頃にこの製品がなかったら…と、多くの人がとても悲しくなりました」とダイ氏は語ります。
ジョニー・アイブの退任後、アラン・ダイは工業デザイナーのエヴァンス・ハンキーと共にリーダーシップを発揮しました。長年Appleのデザイナーとして活躍し、Apple Watchの開発にも携わったほか、昨年はiPhone 14 Proのダイナミックアイランドのデザインについても議論しました。