サム・オリバー
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AppleはGoodreadsの書籍推薦機能をiBookstoreに統合することに興味を持っていたと報じられていたが、Amazonがこのソーシャルネットワーキングサイトを買収したためその計画は頓挫した。
ウォール・ストリート・ジャーナルは木曜日、事情に詳しい関係者の話として、この提携構想の詳細を明らかにした。GoodreadsとAppleは1年以上前から、統合の可能性について協議していたとされている。
「Goodreadsは、ユーザーが作品を検索した際にiTunes内でレビューと評価が表示されるように提案していたと関係者の一人は語った」とジェシカ・E・レッシン氏とエブリン・M・ラスリ氏は報じている。「iTunesはすでにRotten Tomatoesの映画評価を同様の方法で統合している」
3月にiTunesの幹部がGoodreadsに連絡を取った際、Appleは交渉を前進させようとしたようだ。しかし、Goodreadsからの返答がなかったため、Appleの幹部は「困惑」したと伝えられている。
沈黙の理由は、オンライン小売業者であるアマゾンと進行中の取引であり、この取引でアマゾンは最終的に2億ドルを超える金額でグッドリーズを買収する予定だった。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、当初の交渉には関与していなかったアップルの役員がグッドリーズに「他の選択肢を検討することに関心があるか」を尋ねたと報じており、アップルは買収を阻止しようとした可能性もある。
デジタルメディア分野では、AmazonとAppleの競争が激化しています。Amazonはデジタル音楽販売の拡大に力を入れており、AppleはiPadとiBookstoreの立ち上げにより電子書籍市場に参入しました。今週発表された新たなデータによると、AppleのiTunesは依然としてデジタル音楽市場で63%のシェアを占め、依然としてトップの座を維持しています。一方、AmazonのKindleシリーズは電子書籍市場の55%を占めていると言われています。
Amazonの低価格帯タッチスクリーンタブレット「Kindle Fire」はAppleのiPadと直接競合しており、両社間の競争はさらに激化しています。さらに、Amazonは早ければ今年中にスマートフォン市場に参入し、4.7インチディスプレイを搭載した新型端末でAppleのiPhoneに対抗するとの噂もあります。