マイキー・キャンベル
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米国際貿易委員会への提出書類の中で、アップルとHTCは8月13日以降和解会議を2回開催したことを認め、協議はまだ合意に至っていないものの、両社は協議を継続する予定である。
FOSS Patents によると、金曜日に提出され、月曜日に公開された「第一和解会議共同報告書」は、ITCの執行手続きにおいて提出されたもので、特定のHTCデバイスが「データ検出器」特許を侵害しているかどうかに関するITCの評価に関するものだ。Appleはこの知的財産権を巧みに活用し、12月に台湾に拠点を置く同社のAndroidベース製品の一部に対する輸入禁止を勝ち取った。
報告書全文:
本執行手続き(命令番号122)の手続スケジュールに従い、申立人Apple Inc.(以下「Apple」)と被申立人HTC CorporationおよびHTC America, Inc.(以下「HTC」)は、本第一回和解会議共同報告書を提出します。
民間当事者は複数の訴訟に関与しており、和解交渉を行ってきました。民間当事者は、本執行手続きを含む複数の訴訟の解決の可能性について協議するため、2012年8月13日の週、そしてさらに最近も会合を重ねてきました。各当事者から必要な和解権限を有する者が出席しました。民間当事者は和解に至りませんでした。しかし、今後も和解協議を継続していくことで合意しています。民間当事者は、本執行手続きの解決に向けて誠意を持って努力しており、今後も努力を継続していきます。
報道では和解交渉が活発に行われていると示唆されているものの、両者が合意に至る可能性は低い。HTCの会長であるCher Wang氏は、報道で言及されている8月13日の会談後、8月下旬にAppleとの和解の意思はないと発言していた。
AppleとHTCは、デラウェア州南部地区連邦地方裁判所で審理中の訴訟において、裁判所を介した和解交渉の一環として、9月19日に再び協議を行う予定である。この訴訟は、フロリダ州で係争中のMotorola Mobility対Apple訴訟からHTCが離脱し、裁判地をデラウェア州に移すというHTCの申し立てが認められたことによるものである。この訴訟は当初8月28日に予定されていた。