ガートナーが撤回、鴻海が3G iPhone契約の噂

ガートナーが撤回、鴻海が3G iPhone契約の噂

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長年にわたりAppleの製造パートナーであり、世界最大の電子部品メーカーである鴻海精密工業が、3G対応iPhoneの契約を獲得したとの噂が流れている。一方、ガートナーは、Appleが次世代端末を1,000万台発注したという主張を撤回した。

中国語紙「コマーシャル・タイムズ」は金曜日、情報源を明らかにせず、米国ではフォックスコン・エレクトロニクスの商号で事業を展開する台湾の鴻海が現在、アップルから3G iPhoneの契約獲得を目指して入札に参加していると報じた。

同紙によると、鴻海がこの契約を獲得できれば、同社は年間1,000万台の携帯電話機を追加出荷できる可能性があるという。

しかし、ダウ・ジョーンズがその後に提出したレポートでは、事情に詳しい人物の話として、台湾の組立業者はすでに契約を締結しており、おそらく間もなく生産開始となるであろう次世代アップル端末の独占製造業者となるだろうと述べている。

一方、ガートナーは、3G iPhone に関する以前の発言、具体的にはアナリストのケン・デュラニー氏が Apple 社がこの端末を 1,000 万台発注したと主張したことについて説明しようとしている。

市場調査会社は現在、その主張の正確性については不確かであると認めており、契約が締結されたか、正式な注文が出されたかを示唆する確かな情報はないと述べている。

「もしアップルが発注するなら、1000万台は妥当な数字だろう」とアナリストのボブ・ハフナー氏は説明した。「そして我々は、次世代iPhone 3Gには必ずそれが実現すると確信している。」

一方、アップル社とその米国独占ワイヤレスプロバイダAT&Tは、両社幹部を通じて、第3世代ワイヤレスネットワークで動作可能なiPhoneのバージョンが今年中に市場に登場することを示唆するコメントを発表した。

「3Gのバッテリー駆動時間が5時間以上に戻ることを期待しています」と、アップルのスティーブ・ジョブズCEOは昨年9月、英国でのiPhone発表会で3Gモデルに関する問い合わせに対し述べた。「できれば来年末には実現できるでしょう」

2ヵ月後、AT&T社の最高経営責任者ランドール・スティーブンソン氏は、2008年に3Gモデルをリリースする予定であると明言した。

「来年には手に入るだろう」と、同氏は2007年11月にカリフォルニア州サンタクララで開かれたチャーチル・クラブの会合で語った。