マイキー・キャンベル
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ロイター通信によると、カナダに拠点を置くRIMは、最高法務責任者のカリマ・バワ氏が月曜日に辞任すると発表したことで、最高の弁護士を失った。バワ氏の辞任により、同社を去る高官の数は増加の一途を辿っている。
バワ氏の辞任は、グローバルセールス&リージョナルマーケティング担当マネージングディレクターのパトリック・スペンス氏に続く、ここ数週間で2度目の辞任となる。4月初旬にはスペンス氏が留任すると思われていたが、RIMの状況はあまりにも深刻で、留任は不可能だったようだ。
RIMの声明によれば、2000年から同社に勤務するバワ氏は、適切な後任者の採用と交代が完了するまでは同社に留まる予定だという。
オンタリオ州ウォータールーに本社を置くRIMは、次世代のBlackBerry 10オペレーティングシステムを搭載した新端末の発売に合わせて、年間を通じて大規模な人員削減を行うと予想されています。関係筋によると、RIMは来年初めまでに、現在1万6500人いる全世界の従業員数を約1万人にまで削減する計画です。関係者によると、この人員削減は、法務、マーケティング、営業、オペレーション、人事部門に影響を及ぼすとのことです。
1月にマイク・ラザリディス氏とジム・バルシリー氏の後任として共同CEOに就任したトーステン・ハインズ氏は、かつては圧倒的な地位を占めていたスマートフォンメーカーの残されたものを救済しようとしており、その変革の一環として大規模な人員削減が必要となる。
オンタリオ州ウォータールーにあるRIM本社。| 出典:The Globe and Mail
RIMの株価は、AppleのiPhoneやGoogleのAndroid搭載端末との激しい競争によりスマートフォン市場におけるシェアが縮小したため、過去1年間で約75%急落した。IDCの最新データによると、BlackBerryの出荷台数は世界市場のわずか6.4%を占める一方、AndroidとiOSはそれぞれ8,990万台と3,510万台を出荷し、合計で82%を占めている。