LGエレクトロニクスのCEOがスマートフォンの苦戦で辞任

LGエレクトロニクスのCEOがスマートフォンの苦戦で辞任

ジョシュ・オンのプロフィール写真ジョシュ・オン

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iPhoneやその他の高級スマートフォンとの競争に苦戦した後、LGエレクトロニクスのナム・ヨン最高経営責任者(CEO)は金曜日に辞任した。

ヨン氏は、スマートフォン市場での販売不振を受けて辞任または解任された一連のモバイル部門幹部の最新の人物である。ノキアでは、1週間の間にCEO、会長、そしてスマートフォン部門責任者が相次いで辞任を発表した。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、「LGコングロマリットの創業家の一員」であるク・ボンジュン氏がヨン氏の後任としてCEOに就任する。ク氏は現在LGインターナショナルのCEOを務めており、以前はLGディスプレイの幹部を務めていた。

最近の企業人事異動や不安定な四半期決算は、スマートフォンのせいだと非難されている。「ノキアやLGを含む多くのメーカーは、利益率の低下はアップルやリサーチ・イン・モーションといった他のスマートフォンメーカーからの圧力によるものだと述べている」と報告書は指摘している。

ノキアとLGはそれぞれ世界の携帯電話出荷台数で第1位と第3位にランクされているが、両社はiPhoneやBlackBerryと競合できる高価な製品ではなく、主に低利益率の低価格携帯電話を出荷してきた。

8月、調査会社ガートナーはLGの戦略を「リスクが高い」と評した。ガートナーは第2四半期のデータを分析した結果、携帯電話の売上が前年同期比で減少したにもかかわらず、LGの平均販売価格は27.7%下落したと指摘した。

comScoreの最新データによれば、LGは米国におけるモバイルOEMのランキングで2位を維持したが、韓国に拠点を置く同社は「トップスマートフォンプラットフォーム」のリストから外れた。

LGは今週、同社初のグローバル向けスマートフォン、AndroidベースのOptimus Oneを発売したが、ヨン氏にとってはそのニュースは少なすぎて、遅すぎた。

同社はまた、iPadが早期にリードを奪ったタブレット市場での失った時間を取り戻そうとしている。先月、LGのチャン・マー副社長は、同社が発売予定のOptimusタブレットは「iPadよりも優れている」と宣言した。