アップルのデザイナー、ジョニー・アイブが英国へ移籍するという憶測は誤りだと判明

アップルのデザイナー、ジョニー・アイブが英国へ移籍するという憶測は誤りだと判明

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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アップルのデザイン責任者、ジョナサン・アイブ氏の新たなプロフィールが、英国出身の同氏が仕事を辞めて母国に帰国する予定だという噂に冷水を浴びせた。

アイブ氏はデイリー・メール紙の記事で紹介され、友人や元同僚のコメントも掲載されている。エセックス生まれの44歳のデザイナーは最近、約3000万ドルのストックオプションを現金化し、英国に帰国する計画があると噂されていた。

しかし、アイブ氏の元同僚は、それらの噂は「誤り」であると示唆したと伝えられている。

「彼が帰国を望んでいるという話が本当かどうかは分かりません」と彼らは言った。「彼と最後に話した時は、イギリスの家を売却するつもりだと聞いていました」

2月、ロンドン・タイムズ紙は、アップルが2008年にアイブ氏に「ゴールデンハンドカフス」オプションを付与したと報じた。それ以来、その額は大幅に増加し、アイブ氏の利益は3000万ドルに達する可能性があると報じられている。

その報道によれば、アイブ氏とアップルは、英国サマセット州にあるアイブ氏の400万ドルの自宅からカリフォルニア州クパチーノにあるアップルのキャンパスまでの距離をめぐって「対立」しているという。

しかし、今週のデイリー・メール紙の記事は、その噂を払拭しようとしており、サマセットにある彼の自宅は現在空家になっていると指摘している。また、来年だけで1500万ポンド相当のアップル株を受け取る予定であることも明らかにした。

この記事にコメントした人々はまた、英国が最も優れた才能の一人であるアイブ氏を米国に「失った」ことを嘆いた。デュアルサイクロン式バッグレス掃除機の有名な発明者であるジェームズ・ダイソン卿は、英国が自らが生み出した「優れた頭脳」を維持できればよかったのにと語った。