アップルミュージックの幹部イアン・ロジャースの新たな所属先はフランスの高級品大手LVMH

アップルミュージックの幹部イアン・ロジャースの新たな所属先はフランスの高級品大手LVMH

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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元アップルミュージック幹部のイアン・ロジャース氏が、アップルと何らかのつながりがあるフランスの高級多国籍企業LVMHで新たな役職に就くと報じられている。

ロジャーズ氏は新たな役職でLVMHの最高デジタル責任者に就任すると、Re/codeが火曜日に発表した。LVMHは、ドン・ペリニヨン、ディオール、ルイ・ヴィトンからブルガリ、セフォラまで、世界最大級の高級ブランドの多くを傘下に収めている。

報道によれば、この役職に就くために、ロジャーズ氏は現在のカリフォルニアの住居からパリに移転する必要があるという。

アップルはこれまでにもLVMHから人材を採用しており、具体的には2014年7月に時計ブランド「タグ・ホイヤー」の営業部長を採用した。この採用は、アップルがファッションとフィットネス業界に関する知識の欠落を埋めようとした中で、Apple Watchの開発中に行われた一連の注目度の高い人材の採用の一つだった。

アップル在籍中、ロジャーズ氏はBeats 1の開発を統括した。これにはラジオ局の番組ラインナップの統合や、元BBCパーソナリティのゼイン・ロウ氏をリードDJとして採用することなどが含まれていた。

アップルは先週、ロジャーズ氏の退任を発表したが、ロジャーズ氏がApple Musicチームの主要メンバーであるにもかかわらず、それ以上の発表はしていない。ロジャーズ氏の後任が誰になるのか、あるいは誰が就任するのかは不明だ。