新たな報道でアップルとシンギュラーのiPhone噂に疑問符

新たな報道でアップルとシンギュラーのiPhone噂に疑問符

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ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、シンギュラーは、ナップスター、ヤフー・ミュージック、eミュージックなど、最大手のオンライン音楽サービスと提携し、携帯電話ネットワーク上で音楽プレーヤーとしても機能する携帯電話で利用できる音楽サービスを開始する予定だという。

この動きは早ければ木曜日にも発表される可能性があり(申し込みが必要)、米国最大の携帯電話会社が、次期iPhone向けサービス提供でアップルコンピュータと独占契約を結んだとの報道に疑問を投げかけるものとなる。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、シンギュラー社の新しい音楽サービスは、当初はケーブルを使ってパソコンから携帯電話に音楽を転送する機能をサポートする。しかし来年には、対応携帯電話に無線ダウンロード機能を追加する予定で、ユーザーはメニュー項目から仮想ストア(顧客が既に着信音を購入する際に利用しているものと同様のもの)にアクセスできる。

シンギュラー社のこの取り組みは、「iPodでデジタル音楽市場を席巻しているアップルコンピュータ社との争いの火種となるだろう」とウォール・ストリート・ジャーナルは報じた。「アップル社は過去5年間で6000万台以上のiPodを販売しており、音楽プレーヤーと携帯電話を組み合わせた製品を開発中との噂もある。」

同誌によると、ユーザーはNapster to Go、Yahoo!のY Music Unlimited、eMusicといった「食べ放題」の定額サービスから購入した音楽を転送できるようになる。また、CDからリッピングした曲や、MP3およびWindows Media形式でダウンロードした曲も転送できるようになる。

「シンギュラー社のサービスには『ミュージックID』と呼ばれる機能が搭載される。この機能を使うと、ユーザーは曲を再生しているスピーカーに携帯電話をかざすだけで、その曲をナップスターのデータベースと照合し、もしその曲が利用可能な場合は、携帯電話上のリンクをクリックして曲を購入できるオプションがユーザーに提供される。その後、曲はユーザーのコンピュータに送信され、後で携帯電話に読み込まれることになる」とウォール・ストリート・ジャーナルは報道で述べている。