BMW、Apple Carの開発に製造ノウハウを共有することに懸念 - 報道

BMW、Apple Carの開発に製造ノウハウを共有することに懸念 - 報道

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

· 1分で読めます

アップルとBMWは実際にアップルカーの可能性について協議を行ってきたが、ドイツの自動車メーカーは世界最大の企業への単なるサプライヤーになってしまうことを恐れ、合意に達することに消極的だった。

ロイター通信は金曜日、アップルとBMWの交渉疑惑に関する更なる詳細を明らかにした。同通信は、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が昨年BMW本社を訪問し、ライプツィヒ工場でi3シリーズの製造工程を視察したことを改めて確認した。

アップルが乗用車の製造に興味を示しているように見えることに対し、BMWは慎重な姿勢をとっていると言われており、同社から難色を示している。

アップルの幹部は、BMWがi3の開発において「従来の自動車製造のアプローチを捨て去った」という事実に特に感銘を受けたと言われている。アップルの幹部は、自動車においても同様の斬新なアプローチを取ることに興味を示しているようだ。

会談では具体的な成果は何も出なかったが、関係筋はロイター通信に対し、両大企業間の交渉は将来再開される可能性があると語った。

ドイツのメディア「マネージャー・マガジン」は先週、AppleとBMWの交渉について最初に報じた。同誌は、BMWの通勤用小型車「i3」がApple製車両のベースになるだろうと主張した。

AppleInsiderは、Appleが3月に「Titan」と呼ばれる秘密の社内プロジェクトで自動車関連の研究を行っていたという証拠を発見した。Appleは最近、カリフォルニア州クパチーノの本社から車ですぐのところにある建物群を借り、ガレージ、自動車修理工場、試験施設として改修した。

Titanチームには数百人の従業員が関与しているとされ、Appleは高性能電気自動車に技術を適用しているバッテリーメーカーA123から高級幹部を違法に引き抜いたとして非難されている。