ウィリアム・ギャラガー
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新たな分析によると、大型ディスプレイの製造コストの増加は、iPhoneの利用拡大やAppleの今後のビデオサービスへの対応によってもたらされる追加収益に比べれば小さいという。
Appleの「Gather Round」イベントでは、新型iPhone3機種のうち2機種の画面サイズが昨年比で平均23%拡大すると予想されています。ウォール・ストリート・ジャーナル(記事を読むには購読が必要です)によると、この画面サイズ拡大は初期販売を押し上げ、その後はユーザーの使用頻度も向上させると予想されています。
昨年のiPhone Xの後継機種は、同機種と同じ5.8インチのディスプレイを維持すると予想されています。一方、iPhone 8の後継機種は画面サイズが6.1インチに拡大され、6.5インチのPlusサイズ版も登場すると見られています。
ウォール・ストリート・ジャーナルによる携帯電話のサイズ比較
「デバイスが大型化すればするほど、それを利用する人が増える」と、調査会社カンター・ワールドパネルのアナリスト、ジェニファー・チャン氏はウォール・ストリート・ジャーナルに語った。「そして、アップルにとってそこから収益を上げるチャンスも増えるのだ」
Kantar Worldpanel によると、6 インチ以上の画面を持つスマートフォンのユーザーは通常、5.5 インチ画面を持つユーザーの 2 倍のアプリを使用しています。
ウォールストリート・ジャーナルによると、AppleはiPhoneのPlusサイズモデルの製造コストを33ドル高く設定し、さらに100ドルの追加料金を請求しているという。「その結果、AppleはiPhone 8 Plusで(iPhone 8よりも)約77ドル多くの利益を得た」とジャーナリストのトリップ・ミクル氏は述べている。
元カンター、現在は調査会社クリエイティブ・ストラテジーズに所属するアナリスト、カロリーナ・ミラネージ氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙にこう語った。「画面の大型化は単なるスペースの問題ではない。アップルのエコシステムに利益をもたらす、はるかに広範な取り組みだ。」
ミラネージ氏は、画面が大きくなればテレビ番組や映画を見ることがより魅力的になると信じており、これがアップルのビデオストリーミング計画に役立つことを期待している。
モルガン・スタンレーの推計によると、現在13億台のiPhoneが使用されており、AppleはApple Musicなどのサービスから1台あたり年間平均30ドルの利益を得ている。