AppleInsiderスタッフ
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ITCは今週、Appleが4月15日に提出したKodakに対する訴状を調査すると発表した。Appleの訴状では、Z、M、Cシリーズを含む複数のKodak製カメラがAppleが保有する特許を侵害していると主張している。
Appleの訴訟では、具体的には米国特許第6,031,934号(「被写体特性評価のためのコンピュータビジョンシステム」)と特許第RE38,911号(「変更可能なパラメータ制御を備えた画像処理チェーンによるモジュール式デジタル画像処理」)が引用されている。Appleはまた、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に民事訴訟を提起し、これら2つの特許の侵害を主張している。
アップルの反訴は、コダックが1月に提起した訴状への反論である。コダックは、アップルのiPhoneが画像のプレビューに関する特許を侵害していると主張していた。コダックはITCに1件、ニューヨークの連邦地方裁判所に1件の訴訟を起こし、さらにリサーチ・イン・モーションのBlackBerry端末も特許侵害にあたると指摘した。
ITCは2月に、コダックがアップルに対して申し立てた訴訟を調査すると発表した。同委員会は、アップルのiPhoneを含む両社製品の輸入と販売を差し止めるかどうかを決定する。
ITC の決定は驚くことではない。同委員会は通常、大企業からの苦情を調査することに同意しているからだ。
この判決は、今週だけでAppleに関するITC関連の案件としては2件目となる。水曜日、台湾の携帯電話メーカーHTCは、5件の特許侵害を理由に、iPhone、iPad、iPodの米国への輸入差し止めを求める訴訟を米国ITCに提起した。HTCの訴訟は、3月初旬にAppleが起こした訴訟への対抗措置として提起された。
ITCは最近、Appleをめぐる訴訟で非常に忙しくしている。昨年は、フィンランドの携帯電話メーカーであるノキアがAppleを提訴し、その後iPhoneメーカーが反訴した。両社は互いに相手方の特許侵害を主張した。また、Elan MicroelectronicsもITCにAppleに対する訴訟を提起している。