AppleInsiderスタッフ
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OS X Mountain Lionでは、SafariはWebとローカルデスクトップアプリをより緊密に統合します。Inside OS X 10.8 Mountain Lionの以前の記事では、Safariの新しいユーザーインターフェース、フィッシング対策、リーダー、共有機能、新しいパスワード管理、プライバシー設定、そしてWebサイトの更新情報を通知センターに送信するアラート機能について取り上げました。
新しいSafariのもう一つのデスクトップ統合機能は、ローカルアプリで使用するためのウェブアカウントを設定できることです。Google Gmailなどのインターネットサービスに初めてログインする際、アカウント情報を保存するように求められた後(下図上)、他のアプリでも使用できるようにアカウントを自動的に設定するオプションも表示されます(下図下)。
Apple がジャーナリストに提供した現在のプレリリース ビルドでは、Safari でメール、カレンダー (iCal の新しい名前)、およびメッセージの設定が提案されています。
アカウントを設定すると、システム環境設定に表示され、個々のサービスを選択できるようになります。「メール/連絡先/カレンダー」パネルでは、Gmailがメール、カレンダーとリマインダー(どちらもCalDAVを使用)、メッセージ、メモ(メールと同様にIMAPを使用。Mountain Lionでは、メモはスタンドアロンアプリになり、以前のスティッキーズのように機能します)に設定されています。
カレンダーを設定しようとしたときに、Google のサーバーと CalDAV に問題が発生しましたが、Mountain Lion がリリースされるとこの問題は解決されるはずです。
Googleは、連絡先アプリのCardDAV(Mountain Lionのアドレスブックの新名称。iOSの連絡先アプリと同様に、オープンなCardDAV仕様に基づいています)をまだサポートしていません。Googleは現在、独自のAtomPub/GDataベースの連絡先APIのみを提供しています。Yahoo!などの他のインターネットサービスは、既にOS X Lionで連絡先アプリをサポートしています。
Mountain Lion では、ユーザーのアカウントを自動的に設定することで、技術に詳しくないユーザーでも、各アカウントで IMAP サービス、CalDAV および CardDAV サービスを構成する手順に従うことなく、一度ログインするだけでネイティブのローカル アプリの利点を活用できるようになります。