ニール・ヒューズ
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RBCキャピタル・マーケッツは月曜日、アップル株の目標価格を1株当たり120ドルに引き上げた。この数字には、発売後12カ月で2000万台を販売すると予測される次期アップルウォッチに対する同投資会社の期待が織り込まれている。
AAPLの株価は既に以前の目標価格である115ドルに近づいており、RBCは新たな予想値により、最近の株価上昇を受けて余裕を持った投資余地を確保した。Appleの株価は、株価と時価総額の両方で過去最高値で取引されている。
RBCキャピタル・マーケッツは、Apple Watchが発売後12か月で平均価格520ドルで2,000万台売れると予測している。
RBCのアナリスト、アミット・ダリヤナニ氏は月曜日、新たな目標価格には2015年3月頃に発売されると予想されるApple Watchの予想が組み込まれていると述べた。同氏は、Appleがこのウェアラブルデバイスを発売後12ヶ月で2,000万台販売し、平均販売価格を520ドルとすると、この期間に100億ドルの追加収益を達成できると予測している。
アナリストは、Apple WatchがAppleの3月四半期後半に発売されると予想しており、出荷期間はわずか2~4週間しかない。しかし、発売期間中に200万台を販売できれば、Apple Watchが3月四半期の売上高に約10億ドルを上乗せすると予測している。
アップルは今のところ次期Apple Watchについてほとんど何も語っておらず、発売時期は「2015年初頭」、価格は349ドルからとしている。ダリヤナニ氏は、Apple Watchの一部モデル、特にファッション性を重視した18金モデルは1,000ドルを超えると予想している。
ダリヤナニ氏はApple Watchに強気な見方を示しているものの、バッテリー寿命、粗利益率、iPhoneユーザー層への普及率、そしてApple Payとの連携による価値など、依然として重要な疑問が残ると述べた。それでも、同氏は同デバイスの粗利益率は50%に達し、Apple全体の利益率向上に貢献すると予測している。
ダリヤナニ氏は、Apple Watchの予測は「控えめ」だと認め、iPhone 5以降とのテザリング接続が必要なことから、投資家も同氏の見解に賛同するはずだと考えている。同氏が提示した2,000万台という販売台数は、2015年度の既存のiPhone販売台数に対する推定普及率10%を織り込んでおり、この数字はAppleが初年度に販売したiPadの台数とほぼ同程度だ。