FTCは、ラジオシャックの顧客データのプライバシーを懸念するアップルやその他の関係者に同調

FTCは、ラジオシャックの顧客データのプライバシーを懸念するアップルやその他の関係者に同調

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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米連邦取引委員会は、ラジオシャックの顧客データの売却をめぐる破産裁判所の紛争に介入し、個人のプライバシーを保護するために必要と思われる条件を明示した。

Law360によると、FTC消費者保護担当ディレクターのジェシカ・リッチ氏は、この件で裁判所が任命したプライバシーオンブズマン、エリーゼ・フレイカ氏に宛てた書簡の中で、ラジオシャックは当初、データを「いかなる時も誰にも販売しない」という約束のもとでデータを収集していたと指摘したリッチ氏は、21カテゴリーのデータのいずれかを制限なく共有することは、この保証に違反し、FTC法第5条に規定される「欺瞞的または不公正な行為」に該当すると主張した。

勧告には、裁判所がデータを別個の資産として売却しないこと、買い手はラジオシャックと「実質的に同一の事業分野」に属すること、そして買い手はデータ収集時にラジオシャックが定めていた当初の方針に従うことに同意することなどが含まれていた。いかなる変更も消費者からの明示的な同意が必要となる。

しかしリッチ氏は、ラジオシャックがデータを転送する前に顧客から同意を得ること、そしてオプトアウトした人のリストを削除することをFTCは容認するだろうと述べた。

提案された条件は、2000年にFTCが第5条違反で提訴した倒産したオンライン玩具店Toysmart.comが合意した条件に似ている。RadioShackと同様、Toysmartも当初、顧客にはデータを第三者と共有しないと伝えていた。

この書簡は、FTCがAT&TやAppleといった、自社製品に関する消費者データの共有に反対してきた企業側に立つことを示唆している。先週、ラジオシャックのデータはヘッジファンドのスタンダード・ジェネラルがオークションで落札し、同社は他の知的財産と1,700店舗も取得している。しかし、この入札は裁判所の承認が必要であり、プライバシーに関する議論によって変更を迫られる可能性も十分に考えられる。