フォックスコンが2010年第1四半期にアップルのタブレットを製造するとの噂

フォックスコンが2010年第1四半期にアップルのタブレットを製造するとの噂

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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数多くの製品でアップルと提携してきた台湾の電子機器メーカー、フォックスコンが、アップルが期待するタブレット端末の生産を確保したとの噂が流れている。

DigiTimesは水曜日の朝、「市場筋」の情報として、鴻海精密工業の商号であるFoxconnがこのデバイスの製造元になると報じた。このデバイスは2010年第1四半期に発売される予定で、初回出荷台数は30万台から40万台とされている。価格は明らかにされていない。

「情報筋によると、タブレットPCの機能は音楽よりも電子書籍機能に重点が置かれるとみられ、アップルのマーケティング戦略に基づくと、長いバッテリー寿命、高速インターネット接続、使いやすいユーザーインターフェースがデバイスの主要機能となるだろう」と報道は伝えている。

また、このデバイスには10.6インチのディスプレイが搭載されると主張し、Foxconnが子会社のInnolux Displayからタブレット用のパネルを入手するのではないかとの憶測も飛び交った。

Appleが独自のタブレットを発売する準備を進めていると報じられている中、他のハードウェアメーカーも同様の動きを見せている。報道によると、HPをはじめとするコンピュータメーカーも、2010年第2四半期にタブレット型タッチスクリーンデバイスを発売すると予想されている。

この報道は、 AppleInsider の情報筋が語った内容を裏付けるものとなっている。つまり、まだ公開されていないデバイスが 2010 年第 1 四半期に発売されるということだ。10 インチで 3G 対応のこのデバイスは、PA Semi のカスタム チップで動作すると考えられている。

タブレットを電子書籍リーダーとして販売するという情報は、Apple が出版社に接触し、デバイス上でコンテンツを再生することに関心を示したという最近の報道を裏付けるものと思われる。

今年の夏、フォックスコンとアップルは、同社の工場から4G対応iPhoneの試作品が紛失したことで、大きな話題を呼んだ。この件について事情聴取を受けた従業員が自殺したと報じられている。