アップル副社長:サードパーティのiPhoneアプリはデジタル署名を使用する

アップル副社長:サードパーティのiPhoneアプリはデジタル署名を使用する

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Apple は来年初めに iPhone と iPod touch をサードパーティの開発者に公開する際に、承認された各アプリケーションにデジタル署名を要求するなど、モバイル プラットフォームのセキュリティと安定性を維持するための追加措置を採用する予定です。

この動きは、スティーブ・ジョブズCEOが10月に同社ウェブサイトに掲載した公開書簡で初めて示唆したもので、iPodとiPhoneのマーケティング責任者であるグレッグ・ジョズウィアック氏がフォーチュン誌の最新インタビューでさらに示唆した。ジョズウィアック氏はインタビューの中で、入り口でIDチェックを行うことは、開発者の誠実さを維持する最善の方法であり、これによりアップルは悪質なコードの出所を追跡できるようになると説明している。

「そうすれば、アプリケーションに何か問題があったとしても、その発生源を遡って追跡できるようになります」とジョズウィアック氏は述べた。「つまり、私たちが目指すものの一つは、iPhoneのセキュリティと信頼性を維持しながら、開発者に本当に素晴らしい機能を提供できる開発環境を構築することです。」

これら 2 つのタスクを同時に達成することは、互いに相反する作業であるため困難であると Apple 副社長は認めており、そのため同社が iPhone (および iPod touch) 用ソフトウェア開発キット (SDK) の詳細をすべて発表するのは 2 月になるという。

「もちろん、私たちが確実に実現したいのは、この携帯電話の安全性と信頼性を維持することです。だからこそ、このSDKのリリースには少し時間がかかりました」と彼は述べた。「特に、本物のSDKがリリースされれば、正当な開発者がこの分野に参入してくるようになるので、なおさらです」

Joswiak 氏は、こうした「正当な開発者」に加えて、この SDK によって小規模な草の根レベルのプログラマーも登場することを期待しており、非常に喜ばしいことだと考えている。

「時には、1人か2人のチームが最も劇的なものを生み出すこともある」と彼は語った。

フォーチュン誌のインタビューで、ジョズウィアック氏は、数年前、ジョブズ氏が難色を示していたにもかかわらず、アップルに14インチのiBookの発売を働きかけたのは自身のアイデアだったと認めている。他のiBookシリーズよりも大きな画面を搭載したこのノートブックは、その後大ヒットとなった。

この新情報だけでも、同社が次期サブノートのベースとして、より小型のディスプレイではなく 13 インチ ディスプレイを採用するという決定を下した理由がわかるかもしれない。