ロジャー・フィンガス
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iOS 10 の写真アプリの主な機能強化の 1 つは、高度な機械学習テクノロジーを活用した顔、物体、シーンの認識で、写真検索と自動画像管理機能の改善に活用されています。
このアプリは、Appleが「高度なコンピュータビジョン」と呼ぶ技術を採用しており、ローカルプロセッサのパワーと様々な「ディープラーニング」技術を用いて写真の内容を分析します。iOSデバイスは実際に、写真1枚あたり110億回以上の計算を実行し、人物だけでなく、馬、山、水域なども検出すると言われています。
Appleは詳細を明らかにしていないものの、その結果、より絞り込んだ検索と閲覧が可能になり、埋もれてしまう可能性のある画像を発見しやすくなります。例えば、「アルバム」タブの「人物」セクションでは、名前をタップするだけで、その人物が検出されたすべての写真を見ることができます。
この技術が真価を発揮するのは、「メモリーズ」という新しいタブです。このタブには、写真のつながりに基づいてあらかじめ用意されたアルバムが並んでいます。これらのアルバムの中には、コンピュータービジョン分析に依存しないものもあります。例えば「レイク・タホ」のように、同じ場所と時間に撮影された写真だけをまとめたアルバムもありますが、「オン・ザ・マウンテン」のように、写真に写っている人物や物に基づいて分類されるものもあります。
各メモリーズアルバムのデフォルト表示も、完全なコンテンツではなく、自動生成されたハイライトのセットです。すべてを閲覧するには、「すべて表示」ボタンをクリックする必要があります。アルバムの他のセクションでは、関連する人物や場所が識別され、Appleのコンピュータービジョン技術に基づいて関連するアルバムが提案されます。
さらに、イベントには独自のスライドショー ムービーも含まれており、ハイライトから編集されており、長さを調整したり、ストック サウンドトラックを選択したりすることができます。
iOS 10はすでに開発者向けベータ版が公開されており、7月にはパブリックベータ版がリリースされる予定です。正式リリースは今秋、おそらく9月に新型iPhoneの発売に合わせてリリースされる予定です。