マイク・ピーターソン
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クレジット: ロードスタウン・モーターズ
フォックスコンは、米国のEV新興企業ロードスタウン・モーターズとの幅広い協力の一環として、北米の電気自動車製造工場を買収する契約を締結した。
Appleのサプライヤーであるフォックスコンは、オハイオ州ローズタウンの製造工場を2億3000万ドルで買収し、ローズタウンの株式4%を約5000万ドルで取得すると発表した。日経新聞が金曜日に報じたところによると、この契約の一環として、フォックスコンはローズタウン・エンデュランスという電動ピックアップトラックを生産する。
この製造工場は、オハイオ州にある620万平方フィートの施設で、ローズタウンがGMから買収したものです。フォックスコンにとって北米初の自動車製造工場となります。
契約には、実際の施設のほか、土地、設備、そしてローズタウンの従業員(人数は非公開)も含まれ、フォックスコンのEV生産を活性化させるための取り組みとなる。
フォックスコンは、早ければ2021年4月にも「Endurance」の生産を開始する計画だと報じられています。また、同じく米国を拠点とする電気自動車スタートアップ企業、フィスカー向けに2台目のEV車両の生産を開始する計画もあります。フォックスコンがこれらのプロジェクトを成功させれば、EV市場における同社の専門知識と実績は確固たるものになるでしょう。
iPhoneをはじめとするApple製品の生産で知られる台湾に拠点を置く受託生産会社は、EV市場への足掛かりを積極的に築いてきました。8月には、台湾・新竹にあるEV部品工場を買収しました。
フォックスコンの最大の顧客であるアップルは、独自の電気自動車「アップルカー」を開発していると広く考えられている。この自動運転車は、アップルが長年「プロジェクト・タイタン」という旗印の下、秘密裏に開発してきた技術をベースにしていると言われている。
報道によると、Appleは日本と韓国の自動車メーカーと、この車両の生産に向けて協議を進めているという。しかし、発表やデビューの時期については、まだ意見が一致していない。業界関係者の中には、早ければ2021年にも発表されると予想する者もいる一方で、2020年代後半の発売の方が可能性が高いと考える者もいる。