ケイティ・マーサル
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あるブログサイトが今週報じた噂によると、ヒップホップ界の大物ジェイ・Zはアップル社と共同で新しいレコードレーベルを立ち上げようとしているようだ。そのレーベルでは、iPodメーカーのiTunesダウンロードサービスで音楽がリリースされることになるという。
ジェイ・Z(本名ショーン・コーリー・カーター)は、大成功を収めたデフ・ジャム・レコードの元社長兼CEOで、2007年12月31日に契約満了に伴い同レーベルから退任したばかりである。
「この3年間、Def Jamのような文化を決定づけるレーベルの社長を務めることができ、本当に幸運でした」と、38歳のラッパーは先月発表した声明で述べた。「しかし今、新たな挑戦に挑む時が来たのです」
以前の報道ではジェイ・Zがソニー・レコードのアーバン部門に移籍すると示唆されていたが、『ボーイ・ジーニアス・レポート』は、彼が前例のないデジタルレーベル事業でアップルと提携することを「ほぼ確認した」と主張している。
アップルは昨年2月、ビートルズのレコードレーベルであるアップル・コーポレーションとの長年にわたる法廷闘争を解決し、これによりiTunes運営会社が音楽ビジネスにさらに進出することを妨げるあらゆる制約が取り除かれた模様だ。
この和解の条件に従い、Apple 社は「Apple」に関連するすべての商標の権利を取得し、それらの商標を継続的に使用するために Apple Corps 社にライセンスを付与することに同意した。
しかし、ジェイ・ZとAppleの提携の噂が浮上したのは、彼が同社のiTunes配信モデルに強く反対する声明を発表してからわずか2ヶ月後のことだ。声明の中で彼は、クパティーノに拠点を置くAppleがiTunesのポリシーに基づき、アルバム全体ではなく個々の楽曲を購入できるようにしているため、ニューアルバム「American Gangster」はAppleのダウンロードサービスでは配信されないと説明した。
「映画はシーンごとに販売されるわけではないので、このコレクションも個別のシングルとしては販売されない」と彼は語った。