調査によると、スマートフォン利用者が初めて10億人を超えた

調査によると、スマートフォン利用者が初めて10億人を超えた

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出典:ストラテジー・アナリティクス

調査会社ストラテジー・アナリティクスが水曜日に発表した調査によると、スマートフォンが1996年に導入されてから約16年後となる2012年第3四半期に、世界中で使用されているスマートフォンの数が史上初めて10億台を超えたことが分かった。

同社のアナリストらは、世界初の現代的なスマートフォンはノキア・コミュニケーターであると考えている。これは主にビジネスユーザーをターゲットにした、レンガとクラムシェルのハイブリッドデバイスで、2007年にアップルがiPhoneを発売するまで、このフィンランドの通信会社をトップの座に保った。

「iPhoneはスマートフォンのデザインに革命をもたらし、業界の成長を促しました」と、Strategy Analyticsのシニアアナリスト、スコット・ビチェノ氏は述べています。「2011年第3四半期までに、世界中で7億800万台のスマートフォンが利用されていたと推定されます。その後も需要が急増し、2012年第3四半期には、世界中で利用されているスマートフォンの台数は10億3800万台に達しました。」

この調査結果は、グーグルのエリック・シュミット氏が先週のインタビューで述べた内容と一致しているが、同氏はさらに踏み込んで、Androidだけでも今後1年以内にユーザー数が10億人に達するペースにあると述べた。

Strategy Analytics はオペレーティング システム別のユーザー分布を詳細に分析できていないが、スマートフォンの普及率の速さは驚異的である。

同社のエグゼクティブ・ディレクター、ニール・マウストン氏は、2012年第3四半期には世界人口の7人に1人がスマートフォンを所有していたと推定しており、市場浸透率は依然として低いと指摘している。

「世界のほとんどの人々はまだスマートフォンを所有しておらず、特に中国、インド、アフリカといった新興市場では、今後の大きな成長の余地が残されています」とマウストン氏は述べた。「世界で最初の10億台のスマートフォンが普及するまでには16年かかりましたが、次の10億台は3年足らず、2015年までに達成されると予測しています。」