中国聯通のウェブサイトにiPhoneの情報が掲載される

中国聯通のウェブサイトにiPhoneの情報が掲載される

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

· 1分で読めます

iPhoneの写真と仕様が携帯電話会社China Unicomのウェブサイトに掲載されており、Appleがついに世界最大の携帯電話市場に参入する準備が整ったかもしれない兆しとなっている。

携帯電話会社の上海支店のウェブサイトに掲載されている情報には、Apple の端末が China Unicom から入手可能かどうかは記載されていないが、同社の今後の 3G ネットワークでサポートされる予定の Android ベースの G1 などの類似の端末についての言及が含まれている。

Macworld UKによれば、サイトの変更は、中国聯通の代表者が米国でアップルの幹部と会談した1週間後に行われたという。メディアの報道では、この会談は中国通信事業者のネットワークで iPhone 3G を提供することに向けた「画期的な」セッションだったとされている。

中国聯通本社の広報担当者は、なぜこの情報が同社の地域ウェブサイトの一つに掲載されたのか説明できなかったが、同社の支店が独立して運営されることは珍しくないと伝えられている。

ちょうど1か月前、英国のコンサルティング会社オーバムは、アップルがiPhoneを中国の顧客に最終的に届けるために、通信事業者の選択を中国移動から中国聯通に変更した可能性があると示唆した。

発売は、中国聯通が今年5月に実施する新3Gネットワ​​ークの初試験運用に大きく左右されると言われていた。政府のTD-SCDMA無線規格を推進する中国移動とは対照的に、この小規模事業者はiPhone対応のWCDMAネットワークの初試験運用を行う予定で、これによりAppleは現行の携帯電話をほぼそのままフル機能で販売できるようになる。

アップルは長年、4億1500万人以上の加入者を抱える世界最大の携帯電話事業者である中国移動との契約を追求してきたが、政府支援の通信事業者がApp Storeの現地版を管理することに固執するなどの要求により交渉は行き詰まっていると報じられている。

今後 3 年間で、中国の携帯電話ユーザー全体の 20 % が 3G ネットワークを利用するようになると予測されており、昨年 8 月の時点で、中国聯通の顧客の中には約 1 億 2,500 万人の GSM 加入者がいた。