フォックスコン、3年以内に100万台のロボットで労働者を代替へ

フォックスコン、3年以内に100万台のロボットで労働者を代替へ

ブレイク・スティーブンとジョシュ・オンのプロフィール写真ブレイク・スティーブンとジョシュ・オン

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アップルの製造パートナーであるフォックスコンは、今後3年間で従業員の一定割合を100万台のロボットで置き換える計画を発表した。

フォックスコンの創業者兼会長である郭台銘(テリー・ゴウ)氏は先週金曜日、従業員向けのダンスパーティーで、ロボットへの移行の理由は、高騰する人件費を削減し、全体的な効率を向上させるためだと明らかにした。ロボットは、通常は労働者が行っているスプレー塗装、溶接、組み立てといった基本的な作業を引き継ぐことになる。

さらに郭氏は、現在同社が1万台のロボットを稼働させており、来年には30万台、3年後には100万台に増やす予定だと述べた。現在120万人の従業員を抱えるフォックスコンは、世界最大のコンピューター部品メーカーであり、アップルやソニーなど、数多くのテクノロジー大手企業の製品を組み立てている。

昨年、従業員の自殺が相次ぎ、国際メディアの注目を集めたことで、同社は社会的イメージの低下に直面している。賃金の引き上げや娯楽時間の拡大といった対応策は、同社の収益にも影響を与えている。

3月、あるアナリストはフォックスコンとその台湾の親会社である鴻海の成長減速を懸念する発言をした。しかし、この減速をアップルと結びつけようとする試みは、他のアナリストから疑問視された。

アップルは昨年、フォックスコンの売上高934億ドルのうち20%を占めた。

最近の報道によると、フォックスコンは次世代iPadの「受注を守り」、Apple向けにiPhoneの生産を開始し、iPadやMacへの展開も進めているライバルメーカーのペガトロンからの挑戦をかわすことができたという。